Happy Laundry

1/12 scale

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ライオンの洗濯洗剤「部屋干しトップ」の新聞広告のために作った作品です。
実際に新聞に載ったものとは、ディスプレイ・レイアウトが多少異なっています。
新聞掲載のものは、主にデザイナーさんの指示に従ってディスプレイしました。



<製作・撮影裏話>

撮影した時には、人形を入れたバージョンと、人形を入れないバージョンの
2タイプを撮りました。最終的には、人形のない写真が採用になりました。
人形があると、まず人形に目がいってしまうからです。
広告上でのこの作品の主役は、あくまで洗濯物なのですから、
洗濯洗剤の広告としては、人形が無いほうが正解だったと思います。


今回、製作の依頼を受けてから撮影日まで、わずか数日しかなく、
しかもミニチュアショーの直前だったもので、相当厳しいスケジュールの中、
製作していました。 いつものようにコレクションしているミニチュアや、
家具のキットを利用したのはちろんのこと、
夫や母、5歳の甥っ子にまで製作を手伝ってもらうことになりました。
まさに家族総動員(笑) そんなこんなで、
皆の協力があって、何とか締め切りに間に合うように完成させることが出来ました。












Ancient Roses にも登場した同じ人形です。
アメリカ製で、樹脂で出来ている量産品です。
量産品の割りにはとてもよく出来ている人形で、とても気に入っています。
今回は作品にあわせて、洋服をペイントし直しました。





ドラム式の洗濯機は、プラモデルを趣味としている夫が製作しました。
外国家電の本に出ていた洗濯機をモデルに、フルスクラッチ。
プラ板で原型を作り、かたどりしたものにエアブラシでペイントしてあります。

Tシャツは私がだいたいのサイズを伝え、母に作ってもらいました。
12分の1サイズの生地、というのは存在しないので、
なるべく薄い生地を使ってもらいました。
後から私がストライプのステンシルを施しました。
可愛いキャミソールは、ミニチュア作家の新城聖子さんの作品。

洗濯機を収納している家具や藤カゴ、アイアンバスケットなどは自作です。








黄色のレポート用紙に描いてある絵は、5歳の甥っ子が描いた絵を
私が「模写」したもの。 スイミングスクールで友達と泳いでいるところだそうです。

クライアントの希望で、「子供の存在を感じさせてほしい」
とのことでしたので、このように子供の絵を飾ってみました。
広告には結局、写りませんでしたけど(^^)

当初は、甥っ子が描いた絵をそのまま縮小コピーしようかと思っていたのですが、
小さすぎてコピーではうまく写りませんでした。









イギリス製のウォーターピッチャーは、
アンティーク風にペイント。
グリーンのピッチャーと水色と、どちらにしようか少し迷いましたが、
個人的にはグリーンのほうが気に入っています。


可憐なマーガレットは馬原昌宏さんの作品です。
タンブラーにレジンを入れて、一輪挿しのようにしてみました。

市販のびんには、本物の洗濯洗剤を入れました。


(2005.7.14)


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