灯台に想いを

好きなモチーフは色々ありますが、灯台もそのうちのひとつです。数年前、ニュージャージー州にある、
"Cape May Light"という灯台を訪れて以来、すっかりその魅力にはまっています。1859年に建てられた
白い灯台の姿はとても美しく、中の階段を一段一段上り、てっぺんの小部屋から一歩外に出ると、
それはそれはものすごい風! 「帽子やサングラスを必ず外すように」と注意書きがあったのも当然、
あの強風ではいっぺんに何もかも吹き飛ばされてしまいます。突風に負けないように手すりにしがみつきながら、
風の冷たさに凍えながら、アメリカ東海岸の冬の海を見て、何かしら感動で心が震えたことを今でも思い出します。

…そんな灯台の思い出とともに、こんな部屋のソファでくつろぎたいなぁ、そう思いながら製作したのが
このドールハウスです。(前置きが長いですね) 右手の大きなヨット、ボトルに入っている汽車(訳あって
撮影時には汽車が入っていました。現在はヨットに変ってます(笑))は
小司利昭さんの作品。
ソファの上にあるエスメラルダ、ハシゴの上段のミニヨットは
山本英明(夫です)が作ってくれたもの。
ふたりの作品がこのドールハウスを素敵にひきしめてくれています。
ハシゴにチョコンと乗っている船長の人形は、ドイツのプライザー。
その他、飾りものの灯台、ソファ、家具類はすべて私の手作りです。

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