Like an Angel Passing

天使のピアノルーム

1/12 scale



「こんなピアノの部屋があったらいいな〜」と思いながら製作しました。改めて画像で見ると、ちょっと寂しいかな?とも思うので、今度もう少しミニチュアを足そうと思っています。

Like an Angel Passing は、ご存知スウェーデンの「アバ」、彼らの数多い曲の中から題名を借りました。この曲がBGMに流れていたら雰囲気合うかな?と思って…

画像処理の際、色に少し手を加えてイエローをかけてみました。薄暗い夕暮れの感じを出したかったのですけど、どうかしら??

部屋の中には、少しずつ集めていたエンジェルの小物や絵画をたくさん飾りました。棚やピアノの上にちょこんと腰掛けさせたり、植木の根元に立たせてみたり。中央の背中に羽が生えた天使の女の子は、中央の大きな絵画にみとれながら部屋を横切っている、そんなイメージです。

ピアノはRealife 社のキットを使って作りました。(Realife社といえばショックなことが〜。いつもの会社のカタログからRealife社のキットがすべて撤退してしまったのです。もうキットは手に入らないのかしら…がーん。) バスウッド表面を水溶きパテで下地処理を行い、スプレー塗料で仕上げました。ピアノのつるつるした表面塗装がいかに大変なものかが、よくわかりました。仕上がりで、欲を言えば
「紙鍵盤」がいまひとつ気に入ってないです。

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籠を抱えたエンジェル、正面を向かせたところ。この人形はアメリカのクラフトストアで見つけました。5ドルもしない安物の割にはとても良い出来で、顔も可愛く仕上がっていたので、バスケットに花を加えた以外は特に手を加える必要がありませんでした。バスケットに飾ったマーガレットは、中村和子さんの一日教室で教わったもの


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この彫刻付きの絵画(イラスト?)はエンジェルでこそないけれど、何とも言えないフェミニンな雰囲気がとっても気に入りました。3年ほど前にアメリカで購入したものです。このようなアイテムが「商品」として販売されているということ、アメリカのミニチュア界の層の厚さを感じずにはいられません。

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水は、エポキシ樹脂を流し込みました。流れる水はテグスを利用。リアルな金魚は鎌田隆志さんにお願いして、特別に作って頂きました。コインも沈めてみました。

手前にいるのは、「親指姫」に出てくる、”睡蓮の葉に乗っている、王冠をかぶったカエル”です。見えるかしらん? ピンク色のは、蓮のお花。実はこれ、当初はちっともここに飾る予定ではなかったのです。もともと、アメリカの作家さんからお土産に頂いたもので、この池を製作している途中にふとこのカエルちゃんが目にとまったので、「ちょっと置いてみちゃったりして〜♪」と、半分冗談で池の上に置いてみたんです。それで、カエルを引っ込めようと思ったら、なんとエポキシ樹脂がまだ完全に乾ききっていなかったらしく、それはもうばっちりと、くっ付いちゃったんです!!どわ〜…。 

そんなこんなで、王冠をかぶったカエルちゃんは、一生?この作品の池に住んでもらうことになってしまいました。本当は、他の作品に使おうと思っていたのに(泣)

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